アクセンチュア最新調査――企業の8割が5Gのインパクトは絶大と評価する一方、セキュリティを懸念

2020/04/27

 

【ニューヨーク発:2020年2月25日】アクセンチュア(NYSE: ACN)のグローバル調査によると、企業は、5Gによってネットワークが革新的な進化を遂げると考えている一方で、5Gのセキュリティに懸念を抱いていることが明らかになりました。

アクセンチュアは、日本を含むアジア太平洋地域、ヨーロッパ、北米の12の業種において、経営やテクノロジーに関する意思決定者2,600人以上を対象に調査を行いました。調査の結果、全体の79%が「5Gは自社に極めて大きなインパクトをもたらす」と回答し、全体の57%が「革命的なインパクトをもたらす」と回答しました。一方で、「4Gは革命的なインパクトをもたらした」と考える回答者は、24%に留まりました。

しかし、こうした楽観的な見解にも関わらず、5Gのセキュリティに関する懸念は、昨年と比べてわずかに強まっています。セキュリティの懸念を示した回答者の割合は、昨年の調査では32%でしたが、今回は35%となりました。また、62%が「5Gによってサイバー攻撃の影響を受けやすくなる」と危惧しています。多くの企業は、ほとんどのサイバーリスクが、デバイスや人など、ユーザーに近いところから発生すると考えています。

アクセンチュアの通信・メディア部門を統括するシニア・マネジング・ディレクターのジョージ・ナチ(George Nazi)は次のように述べています。「5Gと、すでに把握されているセキュリティリスクの間には、複雑な相関関係があります。今回の調査によって、企業の経営陣は5Gによって経営がより盤石になると考える一方で、ユーザーのプライバシー、インターネットに接続されたデバイスやネットワークの多様化、サービスプロバイダーのネットワークへのアクセスやサプライチェーンにおける安全性など、5Gのネットワーク・アーキテクチャ特有の課題が伴うと考えていることが分かりました。」

今回の調査では、74%が「5Gの普及に伴い、セキュリティ関連のポリシーや手順を見直すつもりだ」と回答しており、企業が課題に対して事前対策を検討していることも判明しました。

5Gのコストと展望

経営を圧迫する別の要因として、5Gがもたらす変化への対応コストがあります。特に、5Gの運用コストへの関心が高く、「ITインフラストラクチャやアプリケーションの運用コストは上昇する」と考える回答者は全体の80%を占めています。一方で、31%が今もなお「5G導入の初期費用は高額になる」と考えています。

5Gへの投資に見合った価値を生み出すためには、ユースケースを策定する段階から、他社との差別化を図ることが重要となります。今回の調査では、52%が「最大の課題は5Gによるイノベーションの創出だ」と回答しています。

また、5Gの潜在価値を引き出す上で、企業が外部のサポートの必要性に認識しつつあることも明らかになりました。例えば、72%が「5Gを使ったコネクテッド・ソリューションの構想を描く上で外部のサポートが必要だ」と回答しています。また、5Gアプリケーションの社内開発を予定している企業の割合は14%で、昨年の23%から減少しました。

今回の調査によって、世界中の企業が課題を抱えながらも、5Gの活用に活路を見いだしていることが分かりました。5Gがもたらす恩恵は多岐に及んでおり、関心も高まっています。例えば、「外出先の従業員が現場で必要とするサポートについて、今後4年の間に5Gを利用して提供する予定だ」と回答した割合は85%で、昨年の68%から増加しています。

前述のジョージ・ナチは次のように述べています。「企業は、適切なビジネス戦略やエコシステム形成を進めることで、5Gに関する魅力的なユースケースやビジネス成果を生み出すことが可能になります。通信サービス事業者に関しては、さらなる成長の可能性を引き出すために、5Gのエコシステムにおける中心的役割を担うことが急務となります。」

レポートの詳細は、www.accenture.com/jp-ja/insights/communications-media/accelerating-5g-future-businessをご覧ください。

調査方法

アクセンチュアは英ラウドハウス・リサーチ(Loudhouse Research)に委託し、2019年12月に、日本、米国、英国、スペイン、ドイツ、フランス、イタリア、シンガポール、アラブ首長国連邦、オーストラリアの12の業種において、経営やテクノロジーに関する意思決定者2,623人にインタビュー調査を実施しました。調査は、5Gに関する企業の理解度、現時点での導入状況、潜在価値に対する見解を正確に把握する目的で行われました。今回は、2019年に発表した調査(2018年11月~12月に調査を実施)と同じ質問を行った上で、セキュリティ、コンサルティング、収益化について詳細に考察しています。

アクセンチュアについて

アクセンチュアは、ストラテジー & コンサルティング、インタラクティブ、テクノロジー、オペレーションズの領域で、すべてにデジタルの力を組み込んだ幅広いサービスを提供する世界最大級の総合コンサルティング企業です。世界最大の規模を誇る先端技術とインテリジェント・オペレーションセンターのネットワークに裏打ちされた40を超す業界に向けて、豊富な経験と専門スキルを生かしたサービスを提供しています。アクセンチュアでは、世界120カ国以上のお客様に対して、50万9,000人の社員による継続的なイノベーションによって、お客様のパフォーマンス向上と、永続的な価値創出を支援しています。
アクセンチュアの詳細はwww.accenture.comを、
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