アクセンチュア、イノベーションセンター福島を移転・拡充

2019/04/22

会津地域から全国へ先端テクノロジーを発信

【福島県会津若松市発:2019年4月22日】

アクセンチュア株式会社(東京都港区、代表取締役社長:江川 昌史、以下アクセンチュア)は本日、福島県会津若松市に展開するアクセンチュア・イノベーションセンター福島を、市内に本日オープンするICTオフィスビル「スマートシティAiCT(アイクト)」※に移転し、先端テクノロジーを国内外に発信する拠点を拡張することを発表します。アクセンチュアは、首都圏の拠点からの一部機能移転や、データサイエンティストやシステムエンジニアをはじめとする次世代高度人材の配置を進めるほか、地元教育機関の卒業生やU、I、Jターン人材の採用を強化するとともに、地元企業などとのエコシステムをさらに強化することで、合計250人超の体制を整備します。会津地域での先行実証を進め、その成果を全国に展開することで、地方が抱える課題を解決する地方創生モデルの構築を目指します。 アクセンチュア・イノベーションセンター福島

写真1:アクセンチュア・イノベーションセンター福島

アクセンチュアは2011年8月、会津若松市内にアクセンチュア・イノベーションセンター福島を開設し、会津若松市、会津大学とともに、産業振興と雇用創出を軸とした、復興計画の策定や、魅力のある地域づくりのためのスマートシティ計画や地方創生総合計画など、会津若松市の政策立案を支援してきました。また、国内外の有力企業や地元企業とも協力しながら、デジタル技術を活用したオープンで市民を中心としたスマートシティプラットフォームを構築、発展させてきました。医療、教育、エネルギー、観光など幅広い領域で市民生活の利便性向上に資するサービスが本プラットフォーム上で次々と実現されており、国内でも先進的なスマートシティとしての会津若松市を位置づけることに大きく貢献しました。

アクセンチュアは新たに拡充するアクセンチュア・イノベーションセンター福島を介して、スマートシティAiCTに入居する企業や地元企業、さらに国内外の有力企業と協働しながら、会津地域を舞台として、AI(人工知能)、アナリティクス、IoT(モノのインターネット)などといった先端技術を活用したサービスの実証実験を誘致・推進し、その結果を全国へ発信してまいります。また、これまで首都圏で行っていた基幹系システム開発やテスト事業などの一部の機能を同センターに移管させるほか、世界で蓄積してきた最新のデジタルサービスの導入事例や開発手法などとのさらに緊密な連携を図り、高付加価値なICTサービスを会津から全国へ提供します。

掘りごたつや囲炉裏をデザインに取り入れたオフィス

写真2:掘りごたつや囲炉裏をデザインに取り入れたオフィス

また、拠点ごとに取り組む重点領域に特色を持たせたセンターを全国に配置、拡充を進めるアクセンチュアでは、アクセンチュア・イノベーションセンター福島を、先端デジタル技術の実証フィールドとして位置づけ、さまざまな人材の交流や育成、地域経済活性化に向けた取り組みを推進する拠点として発展させていきます。全国各地のそれぞれ特色ある拠点と連携しながら、リモートワークをはじめとする多様かつ柔軟な働き方やコラボレーションツールなどのテクノロジーの導入、さらなる充実を図り、会津地域における優れた人材、若者の定着にも貢献してまいります。

アクセンチュア株式会社 代表取締役社長の江川 昌史は次のように述べています。「アクセンチュアは2011年より、会津若松市ならびに会津大学との連携や政府の支援の下、データアナリティクスやIoTなどのデジタル技術実証実験などに取り組み、デジタル産業振興と雇用創出の場として、福島県・会津地域が持つ大きなポテンシャルに注目してきました。今回の移転・拡張により、アクセンチュア・イノベーションセンター福島を拠点としてより高付加価値なサービス提供を実現してまいります。また、スマートシティAiCT入居企業や地元企業などとのエコシステムをさらに強化にしながら、会津から福島県をはじめとする全国に対して市民中心のスマートシティによる地方創生のモデルケースとなる取り組みを、より一層発信してまいります。」

アクセンチュア・イノベーションセンター福島の移転・拡充に際して、会津若松市 室井 照平市長から、以下のコメントをお寄せいただきました。「アクセンチュア様には、2011年8月にアクセンチュア・イノベーションセンター福島を立地していただいて以来、ICT活用による復興から創生へ向けた地域活性化プロジェクトである『スマートシティ会津若松』の推進にご支援をいただいております。これまで、総務省・経済産業省をはじめとした関係省庁の支援の下、様々な分野における課題解決型のICT先端実証プロジェクトを実施してまいりました。この度、AiYUMU様やアクセンチュア様の企業誘致支援をいただきながら、スマートシティAiCTに国内外の有力ICT先端企業の集積することができました。今後、さらに会津を舞台としたIoT・AI・データ分析などの先端実証プロジェクトが進めば、その成果を全国に発信して参りたいと思います。また、市内にICT先端企業が集積することにより、会津大学卒業生や会津地域出身のU、I、Jターン者などの地元における雇用機会が創出されることは、地方の深刻な課題である若年層の人口流出に歯止めをかけると同時に、本市に新たな地域活力をもたらすものと期待しております。」

アクセンチュアは、デジタルコミュニケーションプラットフォームを活用し、会津若松市が目指す市民と行政のコミュニケーション率向上を実現するため、2015年12月にサービスを開始しました。会津若松市民向け地域情報プラットフォーム「会津若松+(プラス)」は、市民が提供する属性情報に合わせて、パーソナライズされた「10分圏内の生活情報」が手に入るサービスとして、今や会津若松市民の20%に利用されています。さらに、この仕組みはデジタル・コミュニケーション・プラットフォームとして標準化され、2019年4月には奈良県橿原市でも「かしはら+(プラス)」として本格運用が開始されるなど、全国への拡大が動き始めています。

※スマートシティAiCTとは「会津ICT」の略であり、AiCTの「A」にはAIZU、AI、Advance(前進、進出)の意味が込められています。

アクセンチュアについて

アクセンチュアは「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供する世界最大級の総合コンサルティング企業です。世界最大の規模を誇るデリバリーネットワークに裏打ちされた、40を超す業界とあらゆる業務に対応可能な豊富な経験と専門スキルなどの強みを生かし、ビジネスとテクノロジーを融合させて、お客様のハイパフォーマンス実現と、持続可能な価値創出を支援しています。世界120カ国以上のお客様にサービスを提供する47万7,000人以上の社員が、イノベーションの創出と世界中の人々のより豊かな生活の実現に取り組んでいます。
アクセンチュアの詳細はwww.accenture.comを、
アクセンチュア株式会社の詳細はwww.accenture.com/jpをご覧ください。

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アクセンチュア株式会社
マーケティング・コミュニケーション部
神田 健太郎、山田 和美
TEL: 045-330-7157(部門代表)
Email: accenture.jp.media@accenture.com