アクセンチュア インタラクティブ、世界有数のクリエイティブエージェンシー「Droga5」の買収に合意し、エージェンシーモデルの改革を推進

2019/04/12

世界最大のエクスペリエンスエージェンシーとして、ブランド戦略やクリエイティブの推進体制を強化

【ニューヨーク発:2019年4月3日】

アクセンチュア(NYSE: ACN)は、世界屈指の革新力と影響力を持つクリエイティブエージェンシー「Droga5」を買収することで合意しました。アクセンチュア インタラクティブは、Droga5を傘下に加えることで、企業成長に資する顧客体験を設計、提供するエクスペリエンスエージェンシーとして、その体制強化を図ります。

本合意に基づくDroga5の買収は、独占禁止法の審査など、商習慣に基づく完了条件に従って実行されます。本合意の条件は非公開です。

アクセンチュア インタラクティブはDroga5の買収を通じて市場での圧倒的な優位性を築き、お客様のさらなる成長に貢献することが可能になります。お客様が市場に届けるブランド体験に変革をもたらすのみならず、革新的なクリエイティブを通して感情に訴えかけ、感動をもたらすブランドを実現させるという、新しいエージェンシーモデルの構築を加速させます。本買収は、こうしたアクセンチュア インタラクティブの進化を象徴するものです。

アクセンチュア インタラクティブのグローバル最高経営責任者(CEO)を務めるブライアン・ホイップル(Brian Whipple)は次のように述べています。「今後、企業がブランドを高めていくためには、素晴らしいアイデアだけでなく、素晴らしい体験を生み出すことが欠かせません。Droga5のデビッド・ドロガ(David Droga)氏をはじめ、ブランド戦略やクリエイティブの優れたプロフェッショナルとともに、ブランド体験の向上に取り組めることを嬉しく思います。Droga5の買収は、アクセンチュア インタラクティブおよび業界にゲームチェンジをもたらすものです。アクセンチュア インタラクティブは10周年を迎える中で、今後もマーケターの皆様に寄り添いながら、さまざまな企業とも協力体制を構築し、最高のサービスを届けてまいります。」
\

Droga5の2019年のプロモーションビデオ(英語のみ)

Droga5は、2006年に設立され、ニューヨークとロンドンに500人以上のプロフェッショナルを擁するクリエイティブエージェンシーです。設立当初から、野心的な作品を手掛け、業界に大きな影響をもたらしてきました。最近では、Amazonプライム・ビデオオーストラリア政府観光局ニューヨーク・タイムズ、米レストランチェーンのIHOP、スーパーボウル放映中に公開した「ゲーム・オブ・スローンズ」のサプライズCMといったクリエイティブ作品が高く評価され、さまざまな名誉ある賞を受賞しています。また、アドウィーク、アドバタイジング・エイジ、カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル、北米エフィーなどで、これまでに20回もエージェンシー・オブ・ザ・イヤーに選出されています。この他、チェースやプルデンシャル、クラフト、ハーシー、ヘネシー、アンダーアーマーといった世界的なブランドを手掛けています。

アクセンチュア インタラクティブ グローバルCEO ブライアン・ホイップル(左)、
Droga5 創業者兼クリエイティブ・チェアマン デビッド・ドロガ(右)

Droga5の創業者兼クリエイティブ・チェアマンであるデビッド・ドロガは次のように述べています。「私たちは創業当時から、業界を進化させ、全体にポジティブな影響を与えられるように、多岐にわたるプロジェクトを情熱をこめて取り組んできました。広告業界は今も変化を続けています。Droga5に新たな知見とさらなる可能性を与えるアクセンチュア インタラクティブとともに、業界にさらなる変革を起こしてまいります。」

デジタル時代に誕生したアクセンチュア インタラクティブおよびDroga5は、急速な変化を遂げている業界の先駆者と評価されています。両社は先日、ファスト・カンパニー誌で2019年版の「広告業界で最も革新的な企業」に選ばれました。アクセンチュア インタラクティブは戦略コンサルティング、アドテック、クリエイティブの融合に優れている点が評価され、Droga5は型破りで革新的な広告キャンペーンが高く評価されました。両社は、こうした強みを融合させ、新しいエージェンシーモデルの構築という共通の目標に向け、価値あるブランド体験をあらゆるタッチポイントで一貫してお客様および生活者に提供できるように協力していきます。

アクセンチュアの暫定CEOであるデヴィッド・ローランド(David Rowland)は次のように述べています。「顧客体験の向上は、企業に確実な競争優位性と持続的な成長をもたらします。Droga5の卓越したクリエイティブ能力を通じて、アクセンチュア インタラクティブが顧客体験に変革を起こし、業界全体に創造的破壊をもたらせるよう尽くしていきます。」

ブライアン・ホイップルはさらに次のように述べています。「アクセンチュア インタラクティブは、地球上で最も優れた体験の創出を目指す中で、クリエイティブ能力をさらに高める必要性を感じていました。Droga5は、世界有数の創造性、戦略性、ブランド体験の設計能力を有する世界トップクラスのエージェンシーです。 私たちにとって最高の存在であるDroga5と協力し合うことで生み出される可能性は計り知れません。」

デビッド・ドロガも次のように付け加えます。「今回の決断は、Droga5の歴史において新たな章の始まりとなります。アクセンチュア インタラクティブは、業界に大きな創造的破壊をもたらす組織であり、私たちは常に独創的なアイデアを求めていました。アクセンチュア インタラクティブは、Droga5のビジネスを成長させ、お客様やDroga5のプロフェッショナル達に素晴らしい機会をもたらす最高のパートナーです。新たな栄光を手に入れるチャンスが目の前にある中で、過去の栄光にとらわれる必要はないでしょう。」

デビッド・ドロガは、Droga5のクリエイティブ・チェアマンを継続するほか、サラ・トンプソン(Sarah Thompson)はDroga5のグローバルCEOを、ビル・スコット(Bill Scott)は英国におけるCEOを継続し、引き続き経営幹部と協力します。

2009年に設立されたアクセンチュア インタラクティブにとって、Droga5の買収は過去最大規模となります。2013年にデザイン会社のフィヨルドやEコマース専門企業のアクイティ・グループを買収したことをはじめ、最近ではクリエイティブ企業のカーマラマザ・モンキーズを買収しました。さらに拡張現実プログラマティックサービスなどの分野へも事業を拡大させながら、売上高85億ドルの組織にまで成長を遂げました。国内においては、2017年12月に、国内屈指のデジタルマーケティング企業である株式会社アイ・エム・ジェイを傘下に収めています。アクセンチュア インタラクティブは、急速に変化する最高マーケティング責任者(CMO)のニーズを先取りしながら、今後も進化を続けていきます。

アクセンチュアについて

アクセンチュアは「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供するグローバルな総合コンサルティング企業です。世界最大の規模を誇るデリバリーネットワークに裏打ちされた、40を超す業界とあらゆる業務に対応可能な豊富な経験と専門スキルなどの強みを生かし、ビジネスとテクノロジーを融合させて、お客様のハイパフォーマンスの実現と、持続可能な価値創出を支援しています。世界120カ国以上のお客様にサービスを提供する47万7,000人の社員が、イノベーションの創出と世界中の人々のより豊かな生活の実現に取り組んでいます。
アクセンチュアの詳細はwww.accenture.comを、
アクセンチュア株式会社の詳細はwww.accenture.com/jpをご覧ください。

アクセンチュア インタラクティブは、顧客体験を起点とした変革支援サービスを世界有数のブランド企業に提供しています。デザイン、マーケティング、コンテンツ、コマースに関する専門性を組み合わせることで、体験価値を高める新たな手法を生み出し、企業を成功に導きます。アクセンチュア インタラクティブは、アドバタイジング・エイジ誌が発行するAgency Reportで3年連続で世界最大のデジタル・エージェンシーであると評価されているほか、ファスト・カンパニー誌で2019年版の「広告業界で最も革新的な企業」に選ばれています。 詳細についてはこちらをご参照ください。

将来展望に関する記述については、英語原文をご参照ください。

【報道関係の方のお問い合わせ先】
アクセンチュア株式会社
マーケティング・コミュニケーション部 広報室
増田 繁夫
TEL: 045-330-7157(部門代表)
Email: accenture.jp.media@accenture.com