アクセンチュア、機械学習を活用しドゥカティ・コルセのバイクの性能を向上

2017/04/05

MotoGPレーシングバイクにIoTセンサーを装着、レース毎に最適なコンフィギュレーションが可能

【バルセロナ発:2017年2月27日】

世界トップクラスのスポーツバイクメーカー、ドゥカティ・モーター・ホールディングのレース部門であるドゥカティ・コルセは、アクセンチュア(NYSE: ACN)と協力し、IoT(Internet of Things)と人工知能(AI)関連技術をMotoGPのレーシングバイクのテストに活用しています。

MotoGP世界選手権に参戦するドゥカティ・チームの公式デジタルパートナーであるアクセンチュア・アナリティクスは現在、ドゥカティ・コルセと共に、特別な分析エンジンを用いて、レーシングバイクのテストにおける作業の効率化と、コスト削減や有効性の向上に取り組んでいます。この取り組みでは、統合された機械学習技術により、システムに取り込まれるデータ量が増えるほど、テスト時の最適なコンフィギュレーションに関する予測精度を向上させることができます。また、直感的なユーザーエクスペリエンスをもたらすデータ可視化ツールにより、テストエンジニアはいつでも微調整を加えながら、コンフィギュレーションやレースタイムに関する新たな知見を得ることが可能です。このため、ドゥカティ・チームは、トラックテストのセッション数を減らしても、これまで以上の結果を得られるようになり、テストに要する時間やコスト、労力を節約しながら、テスト走行のたびにバイクの性能を向上できます。

ドゥカティ・コルセのレーシングバイク

ドゥカティ・コルセのジェネラル・マネージャーを務めるルイジ・ダリーニャ(Luigi Dall’Igna)氏は次のように述べています。「全18戦でチャンピオンが決まるMotoGPにおいて、バイクのパフォーマンスを極限まで高めるためには、できるだけ多くのコンフィギュレーションとシナリオをテストすることが必要です。これまでの研究で、アクセンチュアのソリューションは、素晴らしい成果を挙げています。既存のデータと新しいテストデータを活用するということは、バイクのコンフィギュレーションの最適化につながります。我々は、この革新的なソリューションによって、テストプロセスを高度化でき、天候やトラックの状態に関係なくバイクのパフォーマンスを最大限に引き出せるようになると期待しています。」

アクセンチュア・アナリティクスが開発したアプリのスクリーンショット

アクセンチュアが開発したソリューションにより、ドゥカティ・チームのエンジニアは、バイクに装着した100個ものIoTセンサーが集めたデータと既存のテストデータを活用し、バイクのパフォーマンスを多様なコンディションでシミュレーションおよび評価することが可能です。また、最先端のアナリティクスや機械学習技術を活用することで、過去にトラック上で実施したテストのデータからレース結果をシミュレーションし、あらゆるレースでバイクのコンフィギュレーションを最適化できます。こうした知見はすべて、直感的なダッシュボードを通じて迅速に提供されるため、チーム全体に新たな対話やコラボレーションをもたらします。これまで以上に多くのコンフィギュレーションを検証できることは、実際のトラック上でのテストという機会の最大活用、ひいてはレース本番での競争力強化につながります。

アクセンチュア・アナリティクスでEALA(欧州、アフリカ、中東、南米)の責任者を務めるマルコ・ヴェルノッキ(Marco Vernocchi)は次のように述べています。「ドゥカティ・チームは本ソリューションによって、テスト走行から多くの知見を得ることができ、より良いレース結果を残すことができます。あらゆるトラックコンディションや気象条件でバイクのパフォーマンスをシミュレーションし、モニターすることによって、IoTセンサーデータを機械学習システムに統合して運用することができるため、結果的に従来のトラックテストに要した時間、コスト、労力を最小限まで抑えられます。この革新的なソリューションが、ドゥカティ・チームの全レースでの勝利に貢献できることを願っています。」

ドゥカティ・チームは、これまで、レーストラックの約4,000セクターと30を超えるレースシナリオを分析しており、本ソリューションをより幅広い領域で展開する計画です。また、テストにおけるエンジン運転パラメータ、速度、回転数、タイヤ/ブレーキ温度などのデータを集めており、今後、MotoGPレースのプランニング、準備、テスト走行における活用を予定しています。

アクセンチュア・デジタルのIoTプラクティスでコネクテッドトランスポート責任者を務めるマルチェロ・タミエティ(Marcello Tamietti)は次のように述べています。「これまでの成果を見る限り、本ソリューションは、大いに期待できるものです。ドゥカティ・チームは、バイクや過去のレースからデータを収集・分析し、設定ごとに想定される結果をそれぞれ算出することで、トラック上で最高の性能と最速のスピードを出せるコンフィギュレーションの見極めが可能になります。テストエンジニアが、コンディションに応じた最適なバイクのコンフィギュレーションを科学的根拠に基づいて選択できることで、トラックテストに新たな価値が生み出され、ドゥカティ・チームはテスト運用方法に変革をもたらすことができるでしょう。」

アクセンチュアについて

アクセンチュアは「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供する世界最大級の総合コンサルティング企業です。世界最大の規模を誇るデリバリーネットワークに裏打ちされた、40を超す業界とあらゆる業務に対応可能な豊富な経験と専門スキルなどの強みを生かし、ビジネスとテクノロジーを融合させて、お客様のハイパフォーマンス実現と、持続可能な価値創出を支援しています。世界120カ国以上のお客様にサービスを提供するおよそ40万1,000人の社員が、イノベーションの創出と世界中の人々のより豊かな生活の実現に取り組んでいます。
アクセンチュアの詳細はwww.accenture.comを、
アクセンチュア株式会社の詳細はwww.accenture.com/jpをご覧ください。

アクセンチュア・デジタルは、アクセンチュア・アナリティクスとアクセンチュア・インタラクティブ、アクセンチュア・モビリティの3部門で構成されており、デジタル・マーケティング、モビリティ、アナリティクス全般において様々なビジネスサービスとテクノロジー・サービスを包括的に提供します。デジタル戦略の立案からデジタル技術の導入、デジタルプロセスの委託運営までを手掛け、お客様による接続機器やモバイル機器の活用、アナリティクスを利用したインサイトの抽出、顧客体験の改良や顧客との相互コミュニケーション強化にお客様と共に取組み、バーチャル世界から目に見える利益を生み出して成長を実現します。
アクセンチュア・デジタルの詳細はwww.accenture.com/jp/digitalをご覧ください。

【報道関係の方のお問い合わせ先】

アクセンチュア株式会社
マーケティング・コミュニケーション部
増田 繁夫
TEL: 045-330-7157(部門代表)
Email: accenture.jp.media@accenture.com