アクセンチュア、消費財企業向けのソフトウェア、Accenture CASの最新バージョンを発表
2013/06/12
新たなモビリティ・プラットフォームと強化された機能により、高度なユーザーエクスペリエンスを実現
【米国ニューヨーク発:2013年6月3日】アクセンチュア(ニューヨーク証券取引所: ACN)は、営業プロセスとオペレーションを統合してサポートする消費財業界特化型のソフトウェア、Accenture CASの最新バージョンを発表しました。最新のAccenture CASでは、モバイルワークフォースのための機能が強化され、効果的で柔軟な販促計画策定を支援します。
今回発表となったAccenture CASは、新たに採用されたAccenture CASモビリティ・プラットフォームにより、モバイル関連の機能が大幅に強化されました。消費財企業はiOS®、Android®、Windows®のいずれかのプラットフォームでAccenture CASの主要な機能とソリューションのメリットを享受できます。また、Accenture CASモビリティ・プラットフォームは、主要なエンタープライズリソースプランニング(ERP)やサプライチェーン管理システムと統合することができます。これによって、販促管理、販促の最適化、店舗営業、ディストリビューター管理、直販営業、顧客サービス管理など、営業活動に関する様々な作業やタスクを、どのデバイスからでも同じインターフェイスで管理することが可能になりました。
Accenture CASモビリティ・プラットフォームには様々なデバイスへ対応できる共有リポジトリが設定されています。1つのソースコードで複数のプラットフォームに対応(Write Once, Deploy To Many)することができ、主要なモバイル・デバイスへの迅速な展開が可能です。また、これまでのように同一プログラムを複数バージョン作成する時間や工数が削減され、スピーディな展開を実現します。さらに、マルチプラットフォーム、マルチデバイスに対応するAccenture CASは、それぞれのデバイスの直感的なユーザーエクスペリエンスも損なわないため、ユーザートレーニングを短縮化・効率化させることができます。
上記に加え、さらに効果的な営業とオペレーションプロセス構築を支えるため、以下のような機能が導入されました。
- 柔軟なプランニング:新たな販促管理および販促最適化の機能により、地域ごと、チェーンストアごとの販促計画をより簡潔に、トップダウンで実行できます。また、個別のアカウントを統合する機能が強化され、個々のアカウントの状況を確認するだけでなく、全体の傾向を容易に把握できるようになりました。
- 外部データソースの連携の強化:強化されたAccenture CASのインターフェイスでは、販促最適化のために、外部データソースを活用できるオプションが追加されました。消費財企業は自社のニーズに即して販促計画に必要なモデルをカスタマイズすることができます。
- ユーザビリティの改善:ディストリビューター管理のインターフェイスは、特にAndroidとiOSプラットフォームでのユーザビリティが向上し、最適なルート計画のために細かい地図情報とデバイスのGPSが連携する機能にも対応しています。
- データ収集機能の改善:デジタルマーチャンダイジングの機能が強化されたことで、消費財メーカーはマニュアルによるデータ収集と比較して最大約80%*1もスピーディにデータ収集ができるようになりました。これによって、店舗での自社製品の販売状況、陳列、棚割順守、競合情報などの情報をこれまで以上にタイムリーに取得できます。
- 経営判断の迅速化:Accenture CASでは、消費財企業が必要とする様々な定性的または定量的情報を、カスタマイズされた調査分析機能により取得することができます。これにより、店舗での商品配置に関してより迅速かつ正確な判断を下すことができるようになり、市場のニーズや変化に素早く対応できます。
- 視認性の改善:Accenture CASの直販営業コンポーネントは、先進国市場においても、新興国市場においても、物流やセールス・マーケティング活動のプロセスに網羅的に対応しており、店舗レベルでの発注(オフラインでの複雑な価格設定を含む)、配荷、在庫、および集金のプロセス管理を効率的に行えます。消費財企業は、1回の店舗訪問により複数の関連作業を効率的に行えるため、店舗訪問の時間とコストを節約することができます。
Accenture CASの製品戦略・開発担当 統括のヘニング・フロム(Henning Fromme)は、次のように述べています。「ワークフォースのモバイル化によって、企業は自社の社員がどこからでも、どのデバイスからでも重要な情報にアクセスできるようなテクノロジーを求めています。今回のAccenture CASの最新バージョンは、セールスとオペレーションのプロセス統合管理を可能にするだけではなく、モバイルを含めた多様なデバイスからアクセスできる柔軟性も提供します。アクセンチュアは、世界中の消費財企業のニーズに応える単一プラットフォームの提供というビジョン実現に取り組むと共に、NewsPage*2への投資とAccenture CASとの統合を継続しています。」
グローバル規模での展開に合わせて設計されたAccenture CASは、企業の状況に合わせて数十人規模から数万人規模のユーザーへの展開が可能であり、新興国市場と先進国市場のいずれにも対応できます。消費財業界をリードする総合的プラットフォームであるAccenture CASは、販促管理、ディストリビューター管理、店舗営業のソフトウェアのスイートから構成されており、ソフトウェアの機能には、直販営業、フィールドサービス管理、販促最適化が含まれます。またAccenture CASはAccenture Software製品ポートフォリオの一部を構成するものです。
Accenture CASは、アクセンチュアの消費財向けコマーシャルサービスを構成する重要な要素のひとつです。アクセンチュアは、経営コンサルティング、テクノロジー・サービス、アウトソーシング・サービスをエンド・ツー・エンドで提供する自社の強みや知見を活かして消費財企業の販売や収益の拡大に寄与するビジネスサービスを提供しています。分析手法やチャネル横断のソリューション、さらにオペレーションに関するノウハウを活かして、小売や流通チャネル、消費者との最適な関係構築のために消費財企業を支援しています。
Accenture Softwareでは技術に関する深い洞察と業界に関する知識を組み合わせ、差別化されたソフトウェア製品を開発し、企業や組織がビジネス目標を達成すると共に優れた業績を挙げることのできる革新的なソフトウェアベースのソリューションを提供しています。
*1 社内パイロット調査の一貫として実施したAccenture CASとマニュアルによるデータ収集のパフォーマンス比較結果
*2 アクセンチュアは2012年8月30日に消費財のディストリビューター管理と新興市場向けのモビリティソリューションで業界トップのNewsPageを買収しました。
アクセンチュアについて
アクセンチュアは、経営コンサルティング、テクノロジー・サービス、アウトソーシング・サービスを提供するグローバル企業です。26万1千人の社員を擁し、世界120カ国以上のお客様にサービスを提供しています。豊富な経験、あらゆる業界や業務に対応できる能力、世界で最も成功を収めている企業に関する広範囲におよぶリサーチなどの強みを活かし、民間企業や官公庁のお客様がより高いビジネス・パフォーマンスを達成できるよう、その実現に向けてお客様とともに取り組んでいます。2012年8月31日を期末とする2012年会計年度の売上高は、279億USドルでした(2001年7月19日NYSE上場、略号:ACN)。
アクセンチュアの詳細はwww.accenture.comを、
アクセンチュア株式会社の詳細はwww.accenture.com/jpをご覧ください。
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マーケティング・コミュニケーション部
神田 健太郎
TEL: 045-330-7157(部門代表)
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