2025/5/30
アクセンチュアのAI Refineryを活用し、CyberArkがAIエージェントのセキュリティを強化
AIエージェント導入拡大で複雑化するアイデンティティ管理を支援
【ニューヨークおよびマサチューセッツ州、ニュートン発】アイデンティティセキュリティのグローバルリーダーであるCyberArkは、アクセンチュア(NYSE: ACN)のAIプラットフォームAI Refinery™を自社のAI駆動型アイデンティティセキュリティプラットフォームに統合します。この統合により、ゼロトラストの原則(すべてのアクセスを検証するセキュリティモデル)に基づき、すべてのユーザーとデバイスに対して継続的な認証と権限付与を実施します。 また、AIエージェントを強力に管理、保護するためのツールも提供します。
AIエージェントおよびそのアーキテクチャの導入が進むにつれ、そのセキュリティはますます複雑化し、新たな課題が浮上しています。AIエージェントが重要なシステムへアクセスする際の認証においては厳格な制御が求められるだけでなく、指定されたタスクや操作のみを実行するように制限される必要があります。AIエージェントの規模が拡大すると、企業は数百万台におよぶ機器のIDを把握し、そのライフサイクル、アクセス、および関連する鍵や証明書を管理することが求められます。そのため、IDの全体像を可視化し、適切なセキュリティ対策を講じることが不可欠です。
Accenture AI Refinery™は、企業がAI技術を活用してビジネスソリューションを創出することを支援するAIプラットフォームです。このプラットフォームは、あらゆるパブリッククラウドおよびプライベートクラウド環境で利用可能であり、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)およびクラウドのAIエコシステム全体とシームレスに統合することで、AIの導入と活用を加速します。
CyberArkのアイデンティティセキュリティプラットフォームは、あらゆる環境で包括的なアイデンティティのセキュリティを確保するよう設計されています。この統合プラットフォームを利用することで、企業は人間、マシン、AIなど、増え続ける多様なアイデンティティをセキュアに管理することができます。
CyberArkのCEOであるマット・コーエン氏(Matt Cohen)は次のように述べています。「AIエージェントは、システムやプロセスへの特権的なアクセス権を取得する可能性があるため、そのアイデンティティセキュリティ管理は人間と同じレベルで行う必要があります。CyberArkプラットフォームの包括的なアイデンティティセキュリティとアクセンチュアのAI Refinery™を組み合わせることで、企業はAIエージェントのアイデンティティをセキュアな環境で管理しつつ、その潜在能力を最大限に活用して自社のビジネスを革新することができます」
企業がAIエージェントを自社の従業員や市場での活動に導入する際には、AIエージェントに対しても人間の従業員と同等のセキュリティ対策と管理を適用する必要があります。「アクセンチュア テクノロジービジョン2025」によれば、経営幹部の77%がAIエージェントによって企業のデジタルシステム構築方法が大きく変わると考えています。このことからも、AIエージェントのセキュリティ対策は極めて重要です。
アクセンチュアのグローバル サイバーセキュリティ プロテクションの責任者である、デイモン・マクドゥーガルド(Damon McDougald)は次のように述べています。「AIエージェントは自律的に動作するため、特有のセキュリティ上の課題が発生します。企業内外でセキュアに運用するためには、認証と資格情報の管理、そして適切な権限付与が不可欠です。アクセンチュアのAI RefineryをCyberArkのプラットフォームに統合する取り組みは、企業にセキュアなアクセス制御と効果的な資格情報管理を提供するための大きな進歩です」
導入が拡大するAIエージェントのセキュリティを強化
CyberArkとアクセンチュアは、ゼロトラスト原則に基づき、企業がAIエージェントを効果的に管理し保護できるよう、共同で支援します。この協業では、CyberArkの強力なアイデンティティセキュリティ機能とアクセンチュアの革新的なAI Refineryサービスを組み合わせることで、企業がAIエージェントを運用するために必要な信頼性の構築を支援します。AIエージェントが日常業務に欠かせない要素となる中で、この協業によって以下のことが可能になります。
- 可視化と制御: 企業がAIエージェントの活動を包括的に監視し、リスクや異常を迅速に特定できるようにするためのツールを導入します。
- 最小限の権限付与とジャストインタイムアクセス: ゼロトラストセキュリティの原則に基づき、AIエージェントのアクセス権を必要最低限に制限し、攻撃対象となる可能性を減少させます。
- セキュアな認証: AIエージェントが企業システムや他のAIエージェントとセキュアかつスムーズに連携できるよう、強力な認証メカニズムを確立します。
- 悪質な操作からの保護: AIエージェントを機密データの漏えいや業務の混乱を引き起こす可能性がある社内外の脅威から保護します。
アクセンチュアとCyberArkについての詳細は Accenture and CyberArk をご覧ください。
CyberArkについて
CyberArk(NASDAQ:CYBR)は、アイデンティティ セキュリティの世界的なリーダー企業です。モダンエンタープライズにおける人とマシンのアイデンティティを保護する企業として、世界中の組織から信頼されています。CyberArkのAIを活用したアイデンティティ セキュリティ プラットフォームは、アイデンティティの全サイクルにおいて継続的に脅威を予防、検出、対応し、インテリジェントな特権制御をすべてのアイデンティティに適用します。これにより、組織は完全な可視性とゼロトラスト、最小特権の適用を通じて運用およびセキュリティリスクを削減し、従業員、IT、開発者、マシンを含むすべてのユーザーが、場所を問わず安全にリソースにアクセスできるようになります。CyberArkの詳細については、 cyberark.com/ja/ をご参照ください。
アクセンチュアについて
アクセンチュアは、世界有数のプロフェッショナル サービス企業です。アクセンチュアは、世界をリードするさまざまな企業や行政機関などの組織の中核にデジタル技術を実装することで、組織運営を最適化し、収益を拡大させ、また市民サービスの向上にも貢献するなど、お客様に対して目に見える成果を圧倒的な規模とスピードで創出しています。 アクセンチュアでは、優れた才能でイノベーションを主導するおよそ801,000人の社員が120カ国以上のお客様に対してサービスを提供しています。 また、テクノロジーが変革の成否を分ける時代において、世界中のエコシステム・パートナーとの緊密な連携を図りつつ、クラウド、データ、AIおよび業界ごとの比類のなき知見、専門知識や、グローバル規模のデリバリー能力を最適に組み合わせてお客様の変革を支えています。アクセンチュアは、ストラテジー&コンサルティング、テクノロジー、オペレーションズ、インダストリーX、ソングの領域をまたぐ、幅広いサービス、ソリューションやアセットを活用して成果につなげています。アクセンチュアでは、成功を分かち合う文化や、360度でお客様の価値創造を図ることで、長期にわたる信頼関係を構築しています。またアクセンチュアは、お客様、社員、株主、パートナー企業、社会へ提供している360度での価値創造を、自らの成功の指標としています。
アクセンチュアの詳細は www.accenture.com/us-en を、
アクセンチュア株式会社の詳細は www.accenture.com/jp-ja をご覧ください。
Accenture Security は、ストラテジー、プロテクション、レジリエンスそして業界に特化したサイバーサービスなど、エンドツーエンドのサイバーセキュリティサービスを提供しています。アクセンチュアは、サイバーフュージョンセンターのネットワークを通じて、セキュリティ・イノベーションと世界規模のデリバリーを提供しています。アクセンチュアは、25,000人以上の高度なスキルを持つプロフェッショナル・チームの支援により、安全なイノベーション促進、サイバーレジリエンスの構築から、顧客企業の成長を支援しています。詳しくは https://www.accenture.com/jp-ja/services/security-index をご覧ください。
Forward-Looking Statements
Except for the historical information and discussions contained herein, statements in this news release may constitute forward-looking statements within the meaning of the Private Securities Litigation Reform Act of 1995. Words such as “may,” “will,” “should,” “likely,” “anticipates,” “aspires,” “expects,” “intends,” “plans,” “projects,” “believes,” “estimates,” “positioned,” “outlook,” “goal,” “target” and similar expressions are used to identify these forward-looking statements. These statements are not guarantees of future performance nor promises that goals or targets will be met, and involve a number of risks, uncertainties and other factors that are difficult to predict and could cause actual results to differ materially from those expressed or implied. These risks include, without limitation, that the use of AI could harm our business, damage our reputation or give rise to legal or regulatory action, as well as the risks, uncertainties and other factors discussed under the “Risk Factors” heading in Accenture plc’s most recent Annual Report on Form 10-K and other documents filed with or furnished to the Securities and Exchange Commission. Statements in this news release speak only as of the date they were made, and Accenture undertakes no duty to update any forward-looking statements made in this news release or to conform such statements to actual results or changes in Accenture’s expectations.
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【報道関係の方のお問い合わせ先】
アクセンチュア株式会社
マーケティング・コミュニケーション本部 広報室
川上 雄一郎
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