2025/2/18

インフロニア・ホールディングスとアクセンチュア、
建設・インフラ運営が直面する社会課題解決に向けて、合弁会社設立に合意

先端デジタル技術を駆使し、データ主導型モデルの導入などを推進し、
生産性向上と収益拡大をめざす

【東京発:2025年2月18日】 インフロニア・ホールディングス株式会社(東京都千代田区、取締役代表執行役社長兼CEO:岐部 一誠、以下「インフロニア」)とアクセンチュア株式会社(東京都港区、代表取締役社長:江川 昌史、以下「アクセンチュア」)は、インフラの安全で効率的な建設や運営に向けた、課題解決とイノベーションの促進を目指し、合弁会社『インフロニア ストラテジー&イノベーション(仮称)(以下、「本合弁会社」)』を設立することに合意しました。2025年4月1日に設立、出資比率はインフロニア81%、アクセンチュア19%とし、従業員約100名で構成する予定です。

近年、日本国内の道路や空港、上下水道、公共施設などのインフラの老朽化が進み、各地でそれに伴う甚大な事故も多発しています。また少子高齢化・人口減少に伴う担い手不足や自治体の財源不足も深刻化し、建設やインフラ運営を取り巻く環境は厳しさを増しています。
このことは、市民生活の利便性の悪化だけでなく、地域の経済活動の阻害要因ともなり、ひいては日本の国際競争力の低下や都市・地方の格差拡大へとつながる恐れがあります。

本合弁会社は、これらの社会課題の解決に向けて先鞭をつけるべく、インフロニアグループ全体でAIをはじめとする先端デジタル技術などを活用して、全体最適に基づくIT運用費用の適正化や戦略的IT投資といった経営判断から、建設やインフラ運営の現場レベルにおける生産性向上まで、データ主導型モデルの導入を加速します。
そのため、本合弁会社が持つ主な機能は以下の通りです。

  1. 戦略シンクタンクとして新事業の創出などを支援する機能
  2. データ分析を通じて業務改革を牽引する機能
  3. 継続的にDXをマネジメントする機能

また、本合弁会社では、これらの機能を担う専門人材の育成やインフロニアグループ全体のIT投資マネジメントやガバナンスを担います。それによりデジタル技術を活用した、インフラの安全で効率的な建設や運営、新たな価値創造と先駆的な管理モデル構築の早期実現を目指し、その社会実装を通じて、インフラを取り巻く課題解決に取り組みます。

具体的には、下記の取り組みを行います。

本合弁会社では、国内最多のコンセッション事業を手掛け、他社に先駆けて原価開示方式による契約(※3)を実施することで業界の変革をリードしてきたインフロニアグループと、生成AIを中心に据えた多数の全社変革実績、デジタル技術に精通した人材育成支援や、長きにわたりデジタルを活用した地方創生に取り組んできたアクセンチュアの知見を融合させます。これにより、インフラを取り巻く社会課題の解決に資する取り組みを継続的に推進し、成果につなげてまいります。

■インフロニア・ホールディングス株式会社 取締役代表執行役社長兼CEO 岐部 一誠 コメント
インフロニア・ホールディングスは、『インフラストラクチャー・ビジネスの既成概念に挑み、イノベーティブなアイデアで、世界中に最適なサービスを提供する。』というミッションを掲げています。デジタル化が遅れているインフラ業界で革新的な取り組みに率先して挑み、あるべき姿を示すべく、2022年4月よりアクセンチュアと協業してきました。これは日本国内の課題解決のみならず、世界のインフラ運営事業や建設事業も見据えており、日本経済の今後の成長の柱のひとつをつくるという志に基づくものでもあります。今回、本合弁会社を設立することで、我々の取り組みが飛躍的に加速し、早期実現に近づくと確信しています。

■アクセンチュア株式会社 代表取締役社長 江川 昌史 コメント
日本では深刻な労働力不足が課題となっていますが、アクセンチュアはデジタル技術がこの課題を解決する鍵であると考えています。デジタル技術は人間の能力を拡張し、組織内外や国境を越えたコラボレーションを促進し、企業や組織に圧倒的な生産性と効率性の向上をもたらします。本合弁会社は、アクセンチュアにとって初となる国内建設業界での取り組みであり、インフロニアグループの競争力を加速させるだけでなく、日本が抱える構造的な課題解決にも寄与する存在となるものです。お客様のみならず、日本全体の成長につながるよう全力を尽くしてまいります。

■新設会社の概要
会社名:インフロニア ストラテジー&イノベーション(仮称)
本社所在地:東京都千代田区富士見2丁目10番2号
代表者:岐部 一誠
事業内容:

  1. インフロニアグループの経営戦略の立案・実行に資する調査研究、経営戦略に基づくデジタル戦略企画・立案および実行
  2. デジタル技術の適用検証作業および構築
  3. 情報システムの企画、設計、開発、運用、販売、管理および保守
  4. ソフトウエア、アプリケーションおよびインフラストラクチャなどの設計、開発および運用
  5. 人材育成および能力開発のための教育、研修の受託ならびにこれらに関するコンサルティング
  6. 情報の収集・分析・管理および情報処理ならびに情報提供
  7. 前各号に付帯関連する一切の事業

設立年月日:2025年4月1日
従 業 員 数:約100名
出 資 比 率:インフロニアHD 81%、アクセンチュア19%

*1) EAMとは、Enterprise Asset Managementの略で、組織の有形資産の保守管理を、各資産のライフサイクル全体を通して行う仕組みのこと
*2) コンセッション事業とは、利用料金を徴収する公共施設について、施設の所有権は行政機関が有したまま、施設の運営権を民間事業者に設定する方式
*3) 原価開示方式による契約とは、オープンブック(原価開示)、コスト+フィー、インセンティブ+ペナルティの3要素で構成されている契約方式。発注者、受注者、設計者が相互信頼と協力の精神に則り事業を進める

■インフロニア・ホールディングスについて
会社名:インフロニア・ホールディングス株式会社
本社所在地:東京都千代田区富士見2丁目10番2号
創業:2021年10月1日
代表者:取締役代表執行役社長兼CEO 岐部 一誠
事業内容:インフラの企画提案、設計、建設、運営・維持管理までのあらゆる建設サービスの提供および建設(土木、建築)、舗装及び建設機械の製造・販売等を営む傘下子会社およびグループの経営管理ならびにこれに付帯または関連する一切の事業
URL: https://www.infroneer.com

アクセンチュアについて
アクセンチュアは、世界有数のプロフェッショナル サービス企業です。アクセンチュアは、世界をリードするさまざまな企業や行政機関などの組織の中核にデジタル技術を実装することで、組織運営を最適化し、収益を拡大させ、また市民サービスの向上にも貢献するなど、お客様に対して目に見える成果を圧倒的な規模とスピードで創出しています。 アクセンチュアでは、優れた才能でイノベーションを主導する799,000人もの社員が120カ国以上のお客様に対してサービスを提供しています。 また、テクノロジーが変革の成否を分ける時代において、世界中のエコシステム・パートナーとの緊密な連携を図りつつ、クラウド、データ、AIおよび業界ごとの比類のなき知見、専門知識や、グローバル規模のデリバリー能力を最適に組み合わせてお客様の変革を支えています。アクセンチュアは、ストラテジー&コンサルティング、テクノロジー、オペレーションズ、インダストリーX、ソングの領域をまたぐ、幅広いサービス、ソリューションやアセットを活用して成果につなげています。アクセンチュアでは、成功を分かち合う文化や、360度でお客様の価値創造を図ることで、長期にわたる信頼関係を構築しています。またアクセンチュアは、お客様、社員、株主、パートナー企業、社会へ提供している360度での価値創造を、自らの成功の指標としています。
アクセンチュアの詳細は www.accenture.com/us-en を、
アクセンチュア株式会社の詳細は www.accenture.com/jp-ja をご覧ください。

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【報道関係の方のお問い合わせ先】
インフロニア・ホールディングス株式会社
グループマネジメント部
E-Mail:infroneer-release@infroneer.com

アクセンチュア株式会社
マーケティング・コミュニケーション本部 広報室
神田 健太郎、川上 雄一郎
Email: accenture.jp.media@accenture.com

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