三井住友海上、アクセンチュアと「Risk」×「Technology」による新サービス「RisTech」の提供を開始
2019/05/29
ビッグデータ分析を活用し、多様な業界におけるリスクを低減
MS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険株式会社(社長:原 典之、以下「三井住友海上」)ならびにアクセンチュア株式会社(社長:江川 昌史、以下「アクセンチュア」)は、今般、ビッグデータや最新の分析アルゴリズムを活用することで、企業の抱えるリスクを可視化・最適化し、課題解決を図る新サービス「RisTech(リステック)」の提供を開始します。
今後、三井住友海上が有する事故や災害に関するデータ等のノウハウと、アクセンチュアがグローバルなデジタル・テクノロジー領域のコンサルティングで培った多様な業界知見を組み合わせることにより、地震や水害対策支援等、社会が抱えるさまざまな課題解決を図り、安心・安全な社会の実現に貢献していきます。
1.RisTechのサービス概要と具体的なデータ活用例
(1)サービス概要
- 三井住友海上や提携先のデータサイエンティストが、自社で保有する事故データ等に加え、サービス提供先企業の保有するデータを含むさまざまな統計データを活用し、リスク分析やレポートの提供、リスクモデルの開発を行います。
(2)具体例なデータ活用例
- ①工場・設備に不具合が生じたデータを活用することで、事故の予兆把握や最適なメンテナンス計画を策定する。
- ②IoTセンサーを活用し、危険が伴う作業時にアラートを発して事故を削減したり、生体センサーを活用して、従業員の体調変化等を捕捉するほか、勤務動態や健康情報をもとに、うつ病予備軍を早期検知・フォローする。
- ③火災保険等の引き受けにより蓄積された、建物の構造等の各種データと大規模地震発生時の被害想定データを組み合わせることにより、地域にとっての最適な避難ルート・連絡体制を見つけ出す。
2.背景
三井住友海上は、過去の事故データや蓄積されたノウハウをもとに、防災・減災サービスの提供に努めてきました。近年、グローバル化や情報通信技術の進展、気候変動による自然災害増加等の影響で企業を取り巻くリスクは多様化しており、ビッグデータや先端技術を活用した新たな防災・減災サービスへのニーズが高まっています。そこで、業界や先端技術に精通する多彩なプロフェッショナル人材を擁するアクセンチュアと協働し、新サービスの提供開始に至りました。
アクセンチュアは、デジタル・テクノロジー領域におけるデータアナリティクスや先端技術の活用等に関する専門的な知見や人材を提供することによって、リスクの可視化・最適化や、RisTechを活用して、主な対象業界における市場機会を特定し、三井住友海上による市場開拓戦略の策定を支援します。
3.今後の展開
MS&ADグループのリスク関連サービス事業を担うMS&ADインターリスク総研株式会社と連携し、RisTechにより明らかになった課題への具体的なソリューションも提供していきます。
アクセンチュアについて
アクセンチュアは「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供する世界最大級の総合コンサルティング企業です。世界最大の規模を誇るデリバリーネットワークに裏打ちされた、40を超す業界とあらゆる業務に対応可能な豊富な経験と専門スキルなどの強みを生かし、ビジネスとテクノロジーを融合させて、お客様のハイパフォーマンス実現と、持続可能な価値創出を支援しています。世界120カ国以上のお客様にサービスを提供する47万7,000人の社員が、イノベーションの創出と世界中の人々のより豊かな生活の実現に取り組んでいます。
アクセンチュアの詳細はwww.accenture.comを、
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アクセンチュア株式会社
マーケティング・コミュニケーション部 広報室
神田 健太郎
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