アクセンチュア、国内で基幹系レガシーシステム刷新に向けた支援体制を強化

2019/03/29

カルテック・エスキューブからの知的財産譲渡を通じ、企業のデジタル変革をシステム面から支える専任組織を関西オフィスに新設

【大阪発:2019年3月29日】

アクセンチュア株式会社(東京都港区、代表取締役社長: 江川 昌史、以下アクセンチュア)は、メインフレームをはじめとした旧来型の基幹系システム(レガシーシステム)の刷新(モダナイゼーション)支援をさらに強化するため、業務システム開発・移行支援を手がける株式会社カルテック・エスキューブ(大阪市中央区、代表取締役: 和田 博治)のシステム移行支援関連の知的財産を譲り受けることを発表します。アクセンチュアはカルテック・エスキューブとこのほど譲渡契約を締結し、同社が保有する各種のレガシーシステム向けソースコード変換ツールなどを獲得することに加え、同社の人材をアクセンチュアへ迎え入れることにより、基幹系システムの刷新を実現する戦略の立案と実行能力を強化します。この一環として、2019年4月1日にアクセンチュアは関西オフィスにAMO(Application Modernization & Optimization)の専任組織を新設します。

カルテックは1997年の設立以来、COBOL(コボル)をはじめ、PL/I(ピーエルワン)やアセンブラなど20以上の言語で開発された基幹系レガシーシステムをJAVAなどの他の言語で再構築する移行・変換ツールの開発などを手掛けてきました。今回の取引を通じ、アクセンチュアは関西オフィスに新たに設置したAMOの専任組織を受け皿とし、カルテック・エスキューブからこれら一連のツール群や人材、ノウハウをテクノロジーコンサルティング本部のインテリジェントソフトウェアエンジニアリングサービス グループ(IES)に取り込み、レガシーシステム刷新に向けた支援体制をさらに強化します。これにより、企業や組織が長年にわたり改良を重ねてきた販売管理や生産管理などのレガシーな業務システム資産をよりスムーズかつ安全に継承するとともに、クラウドやAI(人工知能)、機械学習などの先端技術を組み合わせた業務の高度化や基幹系データの戦略的な活用など、お客様の新たなビジネス価値創造につながるデジタル変革を支援します。なお、本契約の諸条件は非公開です。

アクセンチュア株式会社 代表取締役副社長 兼テクノロジー コンサルティング本部 アジア太平洋・アフリカ・中東・トルコ地区 統括本部長 関戸 亮司は次のように述べています。「メインフレームをはじめとした旧来型の基幹系システムは長年にわたって日本企業の経営を支えてきましたが、事業環境が劇的な変化を遂げる中、既存の老朽化したシステムを維持することはコストや技術の継承、コンプライアンスなどの面からもより大きな経営課題になりつつあります。加えて、AIやアナリティクス、クラウドなどの最新技術を最大限に活用し、あらたな事業機会の創出や成長につなげていくためには、業務システムを刷新させていくことが不可欠です。アクセンチュアはグローバルで培った豊富な知見に加え、今回の知的財産譲渡を通じて既存システムの移行計画の戦略から設計、開発、運用、さらにはデジタル化までの一連のソフトウェアエンジニアリングサービスをエンド・トゥー・エンドで提供する体制を強化し、お客様のデジタル変革を支援していきます。」

アクセンチュアについて

アクセンチュアは「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供する世界最大級の総合コンサルティング企業です。世界最大の規模を誇るデリバリーネットワークに裏打ちされた、40を超す業界とあらゆる業務に対応可能な豊富な経験と専門スキルなどの強みを生かし、ビジネスとテクノロジーを融合させて、お客様のハイパフォーマンス実現と、持続可能な価値創出を支援しています。世界120カ国以上のお客様にサービスを提供する47万7,000人以上の社員が、イノベーションの創出と世界中の人々のより豊かな生活の実現に取り組んでいます。
アクセンチュアの詳細はwww.accenture.comを、
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