ニューヨーク先進金融テクノロジーラボ 2015――プログラム参加企業の7社が新しい金融テクノロジーを発表

2015/08/04

プログラム参加企業の7社:Digital Asset Holdings, EverSafe, MaxMyInterest, PierceMatrix, PYT FUNDS, Social Alpha, Ufora

【ニューヨーク発:2015年6月25日】

ニューヨーク先進金融テクノロジーラボ 2015のプログラムを締めくくる「デモ・デー(Demo Day)」が行われ、参加者である先進的な金融テクノロジー(フィンテックあるいはfintech)スタートアップ企業が、数十社の大手金融機関やベンチャーキャピタル、またテクノロジー企業の経営層に対して、自社の製品およびサービス概要のプレゼンテーションを実施しました。

「ニューヨーク先進金融テクノロジーラボ」は、アクセンチュア(NYSE: ACN)とニューヨーク市パートナーシップ基金(Partnership Fund for New York City)により2010年に設立され、これまで5回にわたって卓越したフィンテック企業をコンテスト形式で発掘してきました。12週間にわたる本プログラムは、革新的なフィンテック企業に対して大手金融機関の経営層による指導機会を提供することで、金融テクノロジーによるイノベーションを推進し、ニューヨークにおけるハイテク分野の雇用創出を目的としています。

今年の参加企業(7社)は、プログラムを支援する大手金融機関15社のIT上級役員により選定されました。12週間にわたって製品・事業開発の集中指導が行われ、大手金融機関やテクノロジー企業、ベンチャーキャピタルの上級役員と接する機会も提供されました。

2015年度のプログラム参加企業は、以下の7社となります。

これまでニューヨーク先進金融テクノロジーラボのプログラムに参加した24の企業は、合計1億7,600万ドルの資金調達に成功し、そのうちの1社は、昨年1億7,500万ドルで買収されました。ニューヨーク先進金融テクノロジーラボを支援する主な金融機関は、以下の通りです:アライ・ファイナンシャル、アメリカン・エキスプレス、バンク・オブ・アメリカ、バークレイズ、キャピタル・ワン、シティグループ、ドイツ銀行、ゴールドマン・サックス、ザ・ガーディアン・ライフ・インシュアランス・カンパニー・オブ・アメリカ、JPモルガン、モルガン・スタンレー、ニューヨーク・ライフ、UBS、ウェルズ・ファーゴ。また支援しているベンチャーキャピタルは、以下となります:Bain Capital Ventures, Canaan Partners, Contour Venture Partners, FirstMark Capital, Nyca Partners, Rho Ventures, RRE Ventures, Warburg Pincus

ニューヨーク市パートナーシップ基金の代表兼最高経営責任者を務めるMaria Gotsch氏は、次のように述べています。「ニューヨーク先進金融テクノロジーラボは、ニューヨークで成功を目指す次世代フィンテック起業家を発掘し、その成長を支援するユニークなプログラムで、先進的な起業家にとっても非常に魅力的な価値を提供しています。プログラムの参加企業は一流の金融サービス・テクノロジー企業とパートナーを組み、上級役員から指導を受けて市場優位性の獲得方法および製品投入に要する時間短縮方法などを学びます。このブログラムの存在が、ニューヨーク市を先進金融テクノロジー産業の中心地として浮上させました。今年のプログラムに選出された企業も、ニューヨーク行政区における素晴らしいイノベーションの事例となっています。」

アクセンチュア 戦略コンサルティング本部 キャピタル市場部門のマネジング・ディレクターを務め、先進金融テクノロジーラボの共同創設者でもあるボブ・ギャッチ(Bob Gach)は、次のように述べています。「昨年は、先進金融テクノロジーにとって躍進の時期となりました。フィンテックは以前、一部の注目しか集めなかったニッチかつ垂直型に特化した事業でした。しかし金融産業の進化に伴って、フィンテック関連のスタートアップと革新的なテクノロジーは、金融商品という枠組みを超えたエコシステムを形成する大きなプラットフォームとして成長しています。今年のプログラムでは、金融市場に今後大きな影響を与えるであろう新商品やプラットフォームが発表されています。」

ニューヨーク先進金融テクノロジーラボを支援している主な金融機関からのメッセージは以下をご覧ください(英語のみ)。

newsroom.accenture.com/news/seven-innovative-startups-present-new-financial-technologies-at-new-yorks-2015-fintech-innovation-lab-demo-day.htm

ニューヨーク先進金融テクノロジーラボの成功を踏まえ、アクセンチュアは2012年にロンドン先進金融テクノロジーラボ、2014年には香港にてアジア・パシフィック先進金融テクノロジーラボを設立しています。

ニューヨーク市パートナーシップ基金について

ニューヨーク市パートナーシップ基金は1億1500万ドルの資金を擁した「Partnership for New York City(www.pfnyc.org)」の投資部門です。本基金はニューヨーク市のビジネスリーダーがニューヨークに拠点を置く卓越した起業家(営利非営利を問わない)と接点を持ち、雇用創出や新たな事業開発の促進を支援すると共に、ニューヨーク市民による市経済への参加機会拡大を目的としています。同基金の運営は、代表兼最高経営責任者を務めるMaria Gotsch、Medidataの会長兼最高経営責任者であるTarek Sherif、およびWarburg Pincusの共同最高責任者を務めるCharles “Chip” Kayeが共同で議長を務める理事会が行っています。

アクセンチュアについて

アクセンチュアは、経営コンサルティング、テクノロジー・サービス、アウトソーシング・サービスを提供するグローバル企業です。約33万6千人の社員を擁し、世界120カ国以上のお客様にサービスを提供しています。豊富な経験、あらゆる業界や業務に対応できる能力、世界で最も成功を収めている企業に関する広範囲におよぶリサーチなどの強みを活かし、民間企業や官公庁のお客様がより高いビジネス・パフォーマンスを達成できるよう、その実現に向けてお客様とともに取り組んでいます。2014年8月31日を期末とする2014年会計年度の売上高は、300億USドルでした(2001年7月19日NYSE上場、略号:ACN)。
アクセンチュアの詳細はwww.accenture.comを、
アクセンチュア株式会社の詳細はwww.accenture.com/jpをご覧ください。

【問い合わせ先】

アクセンチュア株式会社
マーケティング・コミュニケーション部
神田 健太郎
TEL: 045-330-7157(部門代表)
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